2010年7月9日 [ 海外知財情報 ]
日本－フィンランド間　特許審査ハイウェイの対象拡大

　日本国特許庁とフィンランド特許庁との間において、平成２１年４月２０より特許審査ハイウェイ（以下、ＰＰＨ）試行プログラムが実施されていますが、２０１０年７月１日より（※）、ＰＰＨを申請することのできる対象が拡大されました。
　これまでは、国内審査で特許性があると判断された出願のみが対象で、ＰＣＴ出願は対象外とされていました。
　今後は、ＰＣＴ出願について、国際段階の見解書（ＷＯ／ＩＳＡ、ＷＯ／ＩＰＥＡ）や国際予備審査報告（ＩＰＥＲ）のうち最新のものにおいて、特許性有りと判断されている請求項が少なくとも１つあれば、ＰＰＨの対象となり得ます。
　
詳しくは特許庁ＨＰ「特許審査ハイウェイ」をご参照ください。
　■特許庁ＨＰ（特許審査ハイウェイについて）

　※ＰＰＨの申請が２０１０年７月１日以降のものについて適用されます。（ＰＣＴ出願日（国際出願日）が２０１０年７月１日より前であっても、ＰＰＨの申請が２０１０年７月１日以降であれば適用されます。）


弁理士 岩田誠