2013年11月5日
[ 海外知財情報 ]
グローバル特許審査ハイウェイの開始
現在、日本国特許庁と他国特許庁との間で個別に合意した特許審査ハイウェイ*(Patent Prosecution Highway、略称PPH。)が利用されています。
2014年1月より12か国(地域含む)が共通のPPH(グローバル特許審査ハイウェイ)を行うことが決定されました。これにより、例えば、現在はPCT-PPH(PCT国際段階の肯定的な審査結果に基づくPPH)や、PPH MOTTAINAI(出願された庁の順序を問わないPPH)が行える国は一部だけなのですが、これらが12か国(地域含む)で利用できるようになります。12か国とは、米国、韓国、英国、デンマーク、フィンランド、ロシア、カナダ、スペイン、北欧特許庁、ノルウェー、ポルトガル、オーストラリアです。なお、ここに含まれていない国(地域)の特許庁とのPPHは、これまでのものがそのまま継続されます。
詳細は、特許庁の広報ページをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/press/2013/11/20131101007/20131101007.html
*特許審査ハイウェイとは、第1庁(当該発明が最初に出願された特許庁)で特許可能と判断された発明を有する出願について、出願人の申請により、第2庁(後続庁)において簡易な手続で早期審査が受けられるようにする枠組みです。