2018年3月14日
[ 東京支店情報 ]
浜松医科大学、はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点および浜松商工会議所主催「医療機器の海外事情と展開および医工連携知財セミナー」(開催済み)の報告
この度、浜松医科大学、はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点および浜松商工会議所主催「医療機器の海外事情と展開および医工連携知財セミナー」にて、当法人の山越淳(弁理士)が、『医療機器開発における知的財産権と医薬品医療機器等法』というテーマで講師をしました。
主催:浜松医科大学、はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点、浜松商工会議所
場所:ホテルクラウンパレス浜松3階 松の間
(静岡県浜松市中区板屋町110-17)
日時:平成30年3月7日(水) 14:00~17:00
http://www.ikollabo.jp/public/topic/142
特許法をはじめとする知的財産権と、医療機器の規制を行う医薬品医療機器等法(旧薬事法)はいずれも異なる法律で一見関係がないように見受けられますが、医療機器の製造、開発を行う上で大切な法律です。本講演では医療機器を取り扱う企業にて医薬品医療機器等法(旧薬事法)に関する手続きの経験もある山越が、医療機器の開発にあたって留意すべき特許法の規定の説明や、薬事法と特許法の対比説明を行い、医療機器産業に参入するためにはどのような点を戦略的に考慮する必要があるかを説明いたしました。また、海外展開を行う場合に知財の観点から考慮すべき事項を説明すると共に、外国で特許等を取得するための一般的な手続についても御紹介をいたしました。
さらに「医薬品医療機器等法(薬事法)、特許法を考慮した医療機器の開発」と題して、医薬品医療機器等法(薬事法)に詳しい弁理士ならではの観点から、「想定されるビジネス上のリスク、問題」、「医療機器の開発、製造、販売に当たって留意すべき事項」及び「設計発のプロセスの中に、知財及び医薬品医療機器等法の観点を取り込む重要性」等に関してノウハウをご説明いたしました。
当日の第一部は ”医療機器の海外事情と展開セミナー”として、日本貿易振興機構(JETRO)浜松貿易情報センターの堀内係長から、海外の医療機器産業の状況、およびジェトロ浜松の支援事業についてお話を頂いた後、浜松市産業部産業振興課の新村様から、浜松市の海外展開支援施策について説明がありました。続けて、昨年11月にドイツにて開催された医療機器の展示会である「MEDICA/COMPAMED」に出展された浜松の企業の内の3社の代表の方から、展示会の様子や出展の意義等についての講演もありました。
受講者の皆さんが熱心に話に耳を傾け、また講演会終了後に活発に質問をされている姿から、医療機器産業への関心の高さを改めて伺う事ができました。
※セミナーにて使用したテキスト等をご希望の方は、【はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点 『医療機器開発における知的財産権と医薬品医療機器等法』のテキスト希望】の旨と、【貴社名、および担当者名】をご記載のうえ、こちら宛にご連絡ください。