2017年2月2日
[ 東京支店情報 ]
浜松医科大学、はままつ医工連携拠点主催セミナー「医工連携知財セミナー」(開催済み)の報告
この度、浜松医科大学、はままつ医工連携拠点主催のセミナー「医工連携知財セミナー」にて、当法人の山越淳(弁理士)が、『医療機器産業への参入支援から見えてきた課題』というテーマで講演を行いました。
主催:浜松医科大学「平成28年度AMED国産医療機器創出促進基盤整備等事業」
はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点
浜松商工会議所 浜松医工連携研究会事業
浜松・東三河ライフフォトニクスイノベーション
場所:ホテルクラウンパレス 松の間
日時:2017 年 1月 27 日(金) 15:00~17:00
本セミナーは、浜松医科大学の「平成28年度AMED国産医療機器創出促進基盤整備等事業」及びはままつ次世代光・健康医療産業創出拠点として行われたもので、当法人の山越淳(弁理士)が講演を行いました。
当日は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 知的財産部の神谷弁理士による『中小企業のための医工連携と知財戦略』と題する講演も行われ、AMEDが行っている支援制度等のご紹介をはじめ、中小企業が考慮すべき知財についてのお話があり、続いて当法人の山越淳(弁理士)が『医療機器産業への参入支援から見えてきた課題』と題し講演を行いました。
特許法をはじめとする知的財産権と、医療機器の規制を行う医薬品医療機器等法(旧薬事法)はいずれも異なる法律で、一見関係がないように見受けられますが、医療機器の製造、開発を行う上で大切な法律です。本講演では、医療機器産業への参入を希望する中小企業の支援も行っている山越が、既に医療機器産業に参入した中小企業を支援した際の経験や、過去に自らが医療機器を取り扱う企業にて医薬品医療機器等法(旧薬事法)に関する手続きを行った際の経験などを織り交ぜながら、医療機器の開発にあたって留意すべき事項について、知財および医薬品医療機器等法の観点から説明いたしました。また、医薬品医療機器等法(薬事法)に詳しい弁理士ならではの観点から、想定されるビジネス上のリスクや問題等に関してノウハウをご説明いたしました。
講演後は、質疑応答が行われ、医療機器のクラス分類の違いを考慮した医療機器の開発についての質問や、医療機器の開発のどのタイミングで特許出願を考慮すべきかなど、様々な質問がなされ、医療機器産業への関心の高さを改めて伺う事ができました。