2017年10月30日
[ 東京支店情報 ]
名古屋商工会議所 メディカル・デバイス産業振興協議会主催セミナー「第4回 医工連携≪関連法規制・知財≫セミナー」(開催済み)の報告 『医療機器産業への参入支援から見えてきた課題 ~ 知財の観点から ~
この度、名古屋商工会議所(メディカル・デバイス産業振興協議会)主催セミナー「第4回 医工連携≪関連法規制・知財≫セミナー」にて、当法人の山越淳(弁理士)が、『医療機器産業への参入支援から見えてきた課題 ~ 知財の観点から ~ 』というテーマで講演を行いました。
主催:名古屋商工会議所 メディカル・デバイス産業振興協議会
場所:名古屋商工会議所 3階 第1会議室
日時:平成29年10月16日(月) 16:00~18:00
本セミナーは、メディカル・デバイス産業振興協議会主催の「第4回 医工連携≪関連法規制・知財≫セミナー」として行われたもので、当法人の山越淳(弁理士)が『医療機器産業への参入支援から見えてきた課題 ~ 知財の観点から ~ 』と題し講演を行いました。
特許法をはじめとする知的財産権と、医療機器の規制を行う医薬品医療機器等法(旧薬事法)はいずれも異なる法律で一見関係がないように見受けられますが、医療機器の製造、開発を行う上で大切な法律です。本講演では医療機器を取り扱う企業にて医薬品医療機器等法(旧薬事法)に関する手続きの経験もある山越が、医療機器の開発にあたって留意すべき特許法の規定の説明や、薬事法と特許法の対比説明を行い、医療機器産業に参入するためにはどのような点を戦略的に考慮する必要があるかを説明いたしました。
また、地域の中小企業支援団体等で中小企業の医療機器産業への参入支援の経験に基づいて、医療機器産業に参入する際の留意点や、医療機器を開発、製造、販売する際に留意すべき点、その中での知財の重要性など、実務上のノウハウなどを説明いたしました。
当日は、当法人の山越の他、ケーススタディとして異業種から医療機器産業に参入された浜松市の企業である橋本螺子株式会社の橋本社長も講演をされました。橋本螺子株式会社様は、精力的に医療機器産業に取り組まれている会社様で、平成18年に医療機器事業部を立ち上げ、チタン製の整形外科用骨固定ねじの研究開発を行うともに、浜松地域の製造業を盛り上げるため、平成24年には、医療機器製造にチャレンジする協同組合HAMING(ハミング)を設立し、参加企業の得意分野を、医療機器分野・福祉介護分野に活かそうと、「手術用器具の開発・試作」や「病理検査器具」や「介護機器」の改善等、医療・介護現場のニーズの具現化に取り組まれている会社様です。
講演の終了後には、受講者の皆様から活発な質疑が行われ、医療機器産業への関心の高さを改めて伺う事ができました。
※セミナーにて使用したテキスト等をご希望の方は、【名古屋商工会議所 メディカル・デバイス産業振興協議会主催セミナー 『医療機器産業への参入支援から見えてきた課題 ~ 知財の観点から ~ 』のテキスト希望】の旨と、【貴社名、および担当者名】をご記載のうえ、こちら宛にご連絡ください。