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新年のご挨拶 2020年1月1日

謹賀新年

新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます。
旧年中は、格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。

1.現在の当法人の状況
 24名の日本弁理士、1名の米国特許弁護士、2名の中国弁理士試験合格者を含む総勢80名の規模となりました。当法人HPの弁理士紹介をご覧下さい。
 昨年4月に入社し8月に新規弁理士登録した吉元梨江子は、国内外の意匠商標実務に関する知見が深く、また出願手続等や方式手続も得意としております。
 昨年10月にオブ・カウンセルとして新たに参画した弁理士中谷智子は、製薬企業、ベンチャーキャピタルでの経験を経て、バイオベンチャーと大学の知財支援に長年従事しております。中谷は、「お客様自らが知財戦略を策定できる知恵と知識を提供する」ことを信条としており、法律とビジネスの両面からお客様の知財戦略を支援します。
 また、2019年度の弁理士試験において、幸いにも当法人から4名の合格者を輩出することができました。登録前の研修を修了する今春には、弁理士がさらに増えることとなります。 

2.警告書対応、クリアランス調査・鑑定、異議申立・審判・裁判などの他社知財対応が増加しております
 近年、意匠、商標、特許関連での交渉に対応させていただく事案が増加しております。
 警告書や回答書の作成、相手先企業との交渉方針の策定や交渉、契約書案の策定など、お客様のご要望に応じて、きめ細かく対応しております。
 また、事前にリスクを回避するためのクリアランス調査や、事後的な対応としての無効調査、調査結果に基づく各種鑑定業務など、知財戦略を策定する上で必要な種々案件も増加しております。
 意匠・商標関連の知財紛争業務のご要望は引き続き多くなっております。意匠・商標部門では、部門長の小早川が、経験豊富なスタッフと共に、皆様のご要望にきめ細かに対応いたします。
 当法人としましては、お客様の知財戦略の策定支援、知財紛争の解決支援を行うことで、お客様にしっかりと貢献していきたいと考えております。

3.意匠法に関する改正法の施行及び知財訴訟制度の見直し
 意匠法に関する改正法の施行及び知財訴訟制度の見直しが2020年に予定されています。昨年11月22日に、当法人主催セミナー『2020年施行の法改正を先取りして業務に活かしませんか?』を開催しました。
 その報告を新着情報にて掲載しておりますので、ご参照ください。
 まず第1部では、
 ・意匠法改正の内容(画像デザインの保護拡充、空間デザインの保護、関連意匠制度)
 ・意匠審査基準の改訂内容
 ・海外の登録例 等
改正意匠法の内容について説明させていただきました。
 続いて第2部では、
 ・法改正の内容(査証制度の導入、損害賠償額の算定に関する変更)
 ・知財戦略(出願前の局面、審査の局面、権利行使の局面等) 等
知財訴訟制度の見直しについて説明させていただきました。
 特に意匠に関しては、本年4月1日より改正意匠法に含まれるほとんどの規定が施行されます。改正範囲が多岐にわたる大改正です。ご要望頂けましたら、貴社に適切に対応した改正意匠法の活用法についてのご説明・ご提案を行いますので、是非、お気軽にお問合せください。

4.お客様企業のグローバルな知財活動を支援致します!
 国際的な知財契約交渉に対応させていただく事案が増加しております。競合する外国企業が外国にて行っている訴訟・審判の手続状況をつぶさにウォッチングしつつ、お客様に選択可能な戦略・戦術上のオプションをご紹介する活動を行っています。また、事前準備を適切に行った上で、相手方の外国企業や外国代理人事務所にお客様と共に訪問して交渉を行ったり、電話会議にて継続的に交渉を進めたり、と、お客様のグローバル活動を支援する案件にお役に立たせていただいております。
 また、外国出願案件においても、重要な案件である場合には、お客様のご依頼に応じて、日本弁理士が、当法人内部の米国特許弁護士や中国弁理士試験合格者と適宜協力しつつ、共同で案件対応を進めている外国代理人と、電話会議やテレビ会議をして、方針の詳細を決める事案が多々発生しております。紙面での連絡だけでは得られない相互理解を実現しつつ、案件に関する適切な対応を進めております。

 相変わらず不透明な経営環境が続くことが予想されますが、
知的財産を通じてお客様の事業目的達成に貢献する
というミッションを実現すべく、これまで以上にお客様に寄り添い、お客様からの多様なニーズに対してお役に立てるサービスを提供させていただきます。
 その結果、『お客様に選んでいただき、選び続けていただける』名古屋国際特許業務法人となるよう、法人一丸となって努力していく所存であります。

 ※なお、本年は1月6日(月)より業務を開始いたします。
 本年も皆様のお役に立てる機会が多くなるよう祈念しております。

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