2025.02.18 お知らせ
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科(FATS)主催セミナー 「医療機器に関する知財戦略」(開催済み)の報告
この度、東京女子医科大学 先端生命医科学研究所主催のセミナーにて、当法人の山越淳(弁理士)が、『医療器機開発における知財について』というテーマで講演を行いました。
場所:東京女子医科大学 先端生命医科学研究所、及びWeb(ハイブリッド開催)
日時:2025年1月 29日(水)
16:00~18:00
このセミナーは、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の優れた医療機器の創出に関わる産業振興拠点強化事業の一環として行われるもので、「ベーシックコース」、「ミドルコース」、「アドバンスドコース」の3つのコースが予定されています。
今回は、当法人の弁理士である山越が、「ミドルコース」のセミナーにおいて『医療器機開発における知財について』というテーマで講師を担当いたしました。
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特許法をはじめとする知的財産権と、医療機器の規制法である医薬品医療機器等法は、いずれも医療機器の製造、開発を行う上で重要な法律です。今回のセミナーでは医療機器を取り扱う企業にて医薬品医療機器等法に関する手続きの経験もある山越が、医薬品医療器機等法の手続や世界における医療技術分野の特許の出願動向などを説明しながら、医療機器の開発の際に留意すべき知財に関する事項について説明をさせて頂きました。
当日は、ソニア・セラピューティクス株式会社の岡本 淳先生から、「医療機器開発と世界展開に向けて」として、ベンチャー企業の医療器機開発について、日本、及び米国で事業を展開するにあたり留意すべき事項について、ご自身の経験に基づいたお話があり、続いて、ケンブリッジイノベーションセンターの名倉 勝先生から、「世界展開に向けて」として、日本のベンチャー企業が米国にて事業展開をする際の資金調達等について、留意すべき事項や事前に検討しておくべき事項についてお話がありました。
講演後のQ&Aセッションでは、聴講者の方から様々な質問がなされ、医療器機開発への関心の高さを改めて実感する機会となりました。